2009年06月22日

スポーツビジネスの特異性とサポーター その1

あー、また4ヶ月間、忙しいです。。
書けるか分からないので、続きをば、書ける時に。

前回の続きになりますが、まずは本題の前にスポーツビジネスの特異性についてです。

川渕チェアマンが「親子3代、○○サポーター」となって初めて本当のサポーター(安定顧客という意味だと思います)だと仰っていたと聞いたことがあります。

プロスポーツビジネスは、他の一般のビジネスとは明らかに違うところがいくつかありますが、今日はその中の一つについて書きたいと思います。

「サポーターは、応援するクラブを簡単に変えられない」ということです。

例えば、チュコレートはやっぱ明治でしょ!明治のチョコレート食べないと生きていけない・・・という人、私のまわりにはあまりいませんがw
私はチョコレートは明治ですがw それでももし明治のチョコレートが変えなくなっても、ロッテがあるので大丈夫ですw

歯磨き粉は、やっぱりサンスターだろとか、
テレビはやっぱりソニーじゃないとダメとか、
パソコンは、デルじゃないと仕事ができないとか、
車は、トヨタしか乗らないとか(あ、これはあるかもw)
そういう話、聞いたことあります?あんまないですよねw

つまりは我々消費者は、複数の商品から、様々な要件(デザインとか価格とか品質とか)を考慮して「買う」のが普通ですよね。

ところが、プロスポーツクラブを応援する(買う)のはちょっと違いますよね。
悲しい話ですが、フリューゲルスが消滅して、Fが入ったからと言って、マリノスを応援するという人はどれだけいたでしょうか。。。

一度、愛してしまったクラブは、そう簡単に変えることはできないんですよね。

日立台のゴール裏にはでっかーい横断幕「No Reysol, No Life.」が掲げられていたね。
今でもあるのかな?太陽工務店元気ですかーw

応援するクラブというのは、自分の体の一部であり、ホームスタジアムというのは自分の家である。
それが無くなってしまったから、じゃあ他の、、、ってことにできますか?簡単じゃないですよね。

つまり購入する商品を変える意思決定の障壁の高さ、商品に対する思い入れの強さ、これがスポーツビジネスと一般のビジネスの違いの一つです。
(って教わりましたw)

私も、ジュビロ行かないでゼルビア来ると決断するまでに3年かかりましたし。
まあ、無くなってないので、ゼルビアがJ1に上がるまではジュビロサポですがw

さてさて。
サポーターはね、応援するクラブを変えることができないんですよ。
成績が悪かろうが、やってる試合が詰まらなかろうが、クラブが倒産しようが、変えることはできないんですね。
何故ならクラブは自分自身だから。

だから、もし、自分が愛したクラブが、ダメだと思ったら、そりゃあ、観客席に居座ったりもするわけですw
監督はもちろんのこと、強化担当者や、経営陣がクラブにいられなくなるなんて話はよく聞きますね。
手荒い話のように見えますが、それはここに起因するものです。仕方ないでしょw

何が言いたいかというと、コアなサポーターほど、ピッチの上の試合を楽しむだけでは事足りないということです。
コアなサポーター=ゴール裏じゃないです。要は「自分の愛するクラブが無くなったら生きていけない人」という人ですね。
時にはクラブの経営や人事にまで関与(浅い部分ですが)してきます。それがプロサッカービジネスでしょと思うわけです。
そういう人たちが増えないと商売が成り立たないわけですが。そういう人たちを相手に商売している、ということを理解しないといけない。
なかなか難しいですよね。

サポーターは、自分たちが納得いけば、クラブのエンブレムが入った衣類や、グッズを身につけて、街中を歩きますね。
勝手にクラブを宣伝してくれますw集客にも貢献してくれます。スタジアムの雰囲気作りにも貢献してくれます。
時にはボランティアスタッフとして労働力も提供してくれます。チケット代を出してくれるだけじゃないんですね。

しかし、一つ間違えれば、「あそこ応援しない方が良いよ」「ありゃ、ダメだ」と悪い噂を風潮して回ることだってあります。

サポーターは怖いですよぉ〜ww

プロスポーツビジネスやる上で非常に重要なステークホルダーの一つですね。

とここまでが前書き。
次回は本題ですね。
「本物のサポーターとは」かな?タイトルw
posted by TK at 12:56| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 最近のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

JFLクラブの経営

ご無沙汰しています〜

そうですか、酒井とFWに使ってきましたか〜

このブログに書こうかどうしようか迷ったんですけどねw
やっぱ酒井でしょ〜〜〜

良さん、頼みましたよ。胃に穴が開かない程度にがんばって下さいw

さて、今日は、プロサッカークラブの経営の話を少し。
私も素人なので、専門的なことは言えませんが、今まで勉強してきた部分でお話します。

添付のPDFファイルは、Jリーグで公開されている情報開示資料を加工したものです。
Jkeiei.pdf

儲かってねぇなぁ〜w
サッカークラブ経営しても、儲かりませんよね。

この世界で良く聞く話ですが、安定経営の一つの指標として、
現場の人件費を入場料収入で賄えているか、というものがあります。
つまりは、人件費というのは固定費です。収入があろうが、なかろうが
出て行ってしまうお金ですね。
それを、ある程度、固定的に入ってくる入場料収入でどれだけ賄えているか、
ということです。スポンサー収入は水物ってことです。

私が昔聞いた記憶がある中では、この割合が100%だと健全経営と。
そうですと、Jリーグは浦和くらいしか健全じゃないってことにorz
なかなか厳しいですね。(記憶違いであることを祈るw)

それでも2倍以内で経営しているクラブは良い方じゃないでしょうか。
黄色の色をつけたところですね。

もう一つは、営業収入全体との比率です。
やっぱり浦和が一人勝ちの様相を呈していますね。
すごい経営力です。
45%くらいに押さえているクラブはがんばっているんじゃないかと素人意見です。
50%以内でも良いでしょうか。それ超えちゃうと、要注意かな。
そんな話を昔聞いた記憶がありますが、これも記憶違いかもなーw

プロサッカークラブの収入源として大きいのは、入場料収入、スポンサー収入と放映権ですね。
この数値とは違いますが、収入の中の割合、海外のクラブではどうだったか、、、習ったんだけど、忘れてしまいましたw
3:3:3:1(グッツなどその他)だったかな?
誰か教えて下さいw

赤字になっているクラブを見ると、基本的にこの数値が高いですよね。

その一方で、ここの数値が高くても、赤字になっていないクラブもありますね。
濃い青にした部分です。スポンサー収入の割合がかなり高いです。
これは、どこのクラブも日本有数の大企業がバックについているクラブですね。
つまりは、赤字にならないように、親会社が補填してくれている、あるいは元々のスポンサー料が高いということですかね。
羨ましいですね。。。

ただ、この部分については、つまりは、親会社が経営が厳しくなると、ハイ止めた!ってことになりかねない。
大変、厳しい経営になりますね。

こういう指標を見ていると、クラブによって、特色が見えてきますよね。
なかなか面白いですね。

さて、こう見てくると、素人ながら、観客収入と人件費の割合が2倍前後で、総収入のうち、人件費の割合が40%台以下というのが健全経営の一つのモノサシとして見えるのかな、と思います。
大体、どこもそんな感じですよね。この辺、また機会あったら知識のアップデートしていきたいですけどね。最近、勉強していないので。

じゃあ、これをJFLで当てはめるとどうなるのかなということですね。

JFLのゼルビアですが、今シーズン、ざっくり言って、入場料収入は多くても(甘く見ても)1300万程度ではないかと思います。

シーチケで600万、前売り、その他で700万くらい。その他の部分はかなりアマアマな数字ですけども。

有料入場者数1500人換算です。いかねぇなw

仮に1300万円として、上記ものさしで言えば、人件費に使えるお金は2600万前後ということですかね。

今年のゼルビアの人件費ですが、トップのみで言えば、ざっくり計算して3千数百万というところか。

Jリーグを目指すクラブとしてどうか、ということは抜きにして、サッカークラブの経営としては非常に健全な数字と思っています。

今シーズン始まる前に、某スタッフに言ったんですよね。
今年の予算は、良くても1億2000万がMAXだぞと。
そうすると、あーだこーだで、これにこれくらいお金がかかって、、、って計算すると、
たとえば、去年で言えば、怪我した時の治療費はプロ契約選手も含めて、全部、個人負担だったようですから、
そういうことを優先的にお金使っていかないと、ということを考えると、プロ選手の補強は無理だぞと言いました。

プロ契約選手は4名計算でした。
実際は2名になりましたから、もしかしたら1億円ちょい程度の運営費かもしれませんね。

んで、イヤーブックの取材で、約1年ぶりに事務所を訪れた際に、なんだよ、竹中物語の前に、小森物語だろうと思いながらもいろいろ話しましたがw
その夜に、真木さん他数名と一杯飲みまして。

その時に、真木さんがね、小森さん、プロ契約2名にしましたよと。
プロ契約を増やすよりも、選手全員に保険をかけました。
怪我しても選手が治療費を負担しないで済むようにしました。
Jリーグ入りという大きなプレッシャーがかかる中で、苦渋の選択だったと。

私は、真木さんに言いましたよ。
私は諸手を上げて賛同しますと。
私が事務局長を続けていたとしても、同じ判断を下しただろうと思いますよと。
これこそがゼルビアだと。ゼルビアの身の丈経営だと。
そのカルチャーがまだ残っていて(一時期無くなりそうになりましたがw)私は本当に嬉しかった。
真木さんの心中、本当に僕は心から察することができる。辛い決断でしたよね。

Jリーグを目指すと言いながら、プロ契約2名って、通常はありえませんよ。
応援している皆さんも、「アレ?」って思ったかもしれません。
でもね。私はゼルビアはこれで良いんだと思っています。

私は開幕前、某スタッフに言いました。
今年は、10位以内が目標だな。と。

私が関係者であれば、口が裂けても言えませんが、実際はそういう状況だと思います。
私が関係者であれば、「4位以内を目指します」って言いますよ。商売だもんw
でも、内部はボロボロ。取り繕って、取り繕って、なんとか運営している。

現場は健気です。選手はそりゃあ言いますよ。4位以内に入りますって。
でも、それを達成できるだけのサポート体制は整っていますか?という話。

鳥取は規模を縮小したといっても、運営費2億でやってます。
北九州も、長崎も同様の水準でしょう。

うちは半分ですよ。

皆、分かっている。分かっているけど、口に出せない。
うそつきと言われ様が、とにかくやるしかないんでね。
そうやってやって、ここまで来たんだから。
誰が東京都1部降格しそうなクラブがJリーグ目指しますって言って信じたか?
でも、今、JFLにいる。Jリーグの準加盟クラブだ。

3年後どうなっているかなんて分からない。

言いたい人は言えば言いし、遠慮は要らないと思う。
でも、分かってくれとは言わないが、ゼルビアのスタッフは誰一人として
手を抜いているわけではないということ。これだけは言っておきたい。
他と比べれば、見劣りするところは一杯あると思うが、それでも、
やっていることは正しいこと。長くなったが私が言いたいのはそういうことです。

長くなったついでに最後に一つ。
現場はね、4位以内目指すって言いますよ。何度も言いますが、健気です。
でもね、ハッキリ言って、それをサポートするだけの体制は整っていないのも現実です。

現場の人間は、自分が出した結果に対して、サポートが無いことを言い訳に絶対にするな。
フロントの人間は、現場が出した結果に対して、現場に一方的に責任を擦り付けるな。

良いサッカークラブというのは、フロントと現場の信頼関係があるクラブです。
私はそう思います。今、そうなってますか??

posted by TK at 12:45| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 最近のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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